映像制作・動画編集はいくらで外注できる?費用の内訳や相場をわかりやすく解説します
安価なデジタル一眼レフやシネマカメラ、スマートフォンの登場によって、個人でも本格的な映像や動画を撮影・制作できる時代となり、それに負けじと制作を請け負う業者が増加しています。
とはいえ、Webで検索しても色々な業者や方法があるため、悩んでしまうこともあるかと思います。
そこで今回は、目的や内容に応じた業者選びの方法や、映像制作や動画編集にかかる具体的な費用について解説いたします。
映像制作はプロに依頼すべき理由
映像のプロが作り出す動画は企画から撮影、編集まで複数の専門家が関わるため、クオリティの高い成果物が期待できます。
近年では、スマートフォンの普及により動画の視聴率が年代問わず非常に高く、映像・動画での配信が非常に有効なマーケティング方法として知られており、動画広告の市場は年々拡大しています。
そのなかでも企業のマーケティング戦略で、SNS活用の重要度が高まるとともに、映像や動画の存在が欠かせないものとなっています。
Instagram、Facebook、Twitter、TikTokなどのSNSでは、ユーザーが秒単位でコンテンツを行き来しているため、短い時間で商品やサービスの特徴を伝える工夫が大切です。
動画と映像の違いについて
短い動画が分かりやすく好まれる傾向にありますが、情報を詰め込みすぎては本当に伝えたいことが伝わりません。
そこで、まずは動画と映像の違いについて確認しておきましょう。
動画と映像は、単に言い方の違いだけと思っている方も少なくありませんが、動画と映像では視聴した際に得られる情報量(IPT=InformationperTimes)が大きく異なります。
動画
主にCMやアニメ向きで、ストーリーよりもインパクトが重要となり、とにかく伝えたい情報を短尺で作成します。
映像
主に映画やTV番組向きで、最終的にメッセージが伝わるように情報量は少なめで長尺となります。
また、近年では制作のハードルが下がったことにより、素人っぽさが目立つ映像や動画も散見されます。
企画意図に応じて、多くの人々の興味を引きつけ、安心して視聴できるものにするために、プロが作り出す“最後まで視聴したくなるような映像や動画”を作るほうが適切でしょう。
昨今のSNSでは、ショート動画がトレンドです。
映像制作・動画編集に必要な費用の内訳
映像制作や動画編集に必要な費用の内訳は、大きく分類すると企画費・人件費・諸経費の3つとなります。
企画費
動画の台本作成や制作の進行、構成を練るための打合せや調整、企画内容を映像に落とし込む技術も必要になるため、割合が大きくなります。
人件費
制作スタッフやキャストの費用となり、制作会社によって大きな料金幅が出やすい項目となります。映像・動画制作の目的や内容によりますが、携わる関係者が多くなればなるほど、費用も増加します。
諸経費
制作会社による金額の差異は少ないですが、内容により大きな割合を占める場合があります。撮影費や機材、スタジオを借りる場合は会場費や交通費など、制作にあたり必要となる費用が該当します。
自社で対応できる部分に応じて、外注する費用が安くなるイメージです。
用途別:映像制作・動画編集の費用相場
映像制作・動画編集の費用相場を用途別に区分けすると、おおまかに以下のような金額になります。
- 広告・プロモーション:10〜100万円
- 会社・施設・店舗紹介:30〜200万円
- プレゼン・教育用の資料:10〜80万円
- 事例紹介・インタビュー・お客様の声:5〜50万円
費用相場は全体でおおよそ10万円から200万円となります。
動画・映像制作は認知向上を図るためのマーケティングが主流の目的ですが、内容や依頼先により費用は大きく異なりますので、お含みおきください。
本記事でご紹介した金額はあくまでも目安です。制作会社のホームページで確認や問合せをお願いいたします。
依頼先別:映像制作・動画編集の費用相場
映像制作・動画編集の依頼先は、大きく分けて「制作会社」と「フリーランス(個人事業主)」の2パターンがあります。両者の費用相場は、以下の通りです。
依頼先別の映像・動画制作の費用相場は以下の通りです。
制作会社 | フリーランス (個人事業主) | |
広告・プロモーション | 30〜100万円 | 10〜100万円 |
会社・施設・店舗紹介 | 50〜200万円 | 15〜100万円 |
プレゼン・教育用の資料 | 15〜80万円 | 10〜50万円 |
事例紹介・インタビュー | 5〜50万円 | 3〜50万円 |
制作会社は個人と比べると費用は高額となりますが、企画から編集までの工程を一貫して請け負ってくれるところが多いです。
動画の質や短期間での納品を重視する場合は、動画・映像制作会社へ依頼しましょう。
一方、フリーランスの動画編集者は、予算を抑え、時間的に余裕がある案件や、明確な構想案ができている場合におすすめです。
依頼先は、予算やスケジュールに応じて選定しましょう。その際、実績の確認や相見積もりもできるとベストです。
映像制作・動画編集の費用相場が変動する理由
映像制作・動画編集の費用相場は、内容や依頼先によって大きく変動します。
「どのような目的で・どのような状況で・どのようなメディアを使うのか」により制作方法も変わりますので、依頼前に情報をまとめておくとスムーズです。
広告動画とプロモーション動画の違いについて
ここでは一般的なホテルを例に挙げて、「広告動画を作成する場合」と「プロモーション動画を作成する場合」の違いを見てみましょう。
広告動画を作成する場合
認知度の向上を目的とした広告動画を作成する場合は、固定費と変動費が発生します。
固定費は売り上げの有無に関わらず発生する人件費や光熱費など、営業することによる経費、変動費は売り上げ(受注・予約)に比例して増える、主に食材費などの経費のことです。
広告を出稿している状況で予約なしの空室がある場合は、固定費がかかり、かつ売り上げもあがりません。
プロモーション動画を作成する場合
その一方で、受注(予約)率を上げることを目的にプロモーション動画を作成する場合は、費用の流れが変わります。
予約なしの空室をそのままにしておくと、売り上げは上がらずに固定費だけがかかり続けてしまいます。そのため、プロモーション動画の効果により1件でも受注(予約)が発生すれば、変動費のみが発生することになります。
つまり、プロモーション動画は、広告動画よりも利益率を重視した内容と言えるでしょう。
どちらの動画を作成すべきか、用途によりご検討ください。
企画内容がプロモーションと広告のどちらが適しているか、素人では判断が難しいため、その点も踏まえて依頼先に伝えられるようにしましょう。
映像制作・動画編集を高品質のままお得に依頼する方法
前述したように、映像制作や動画編集を外注する際には、制作会社やフリーランス(個人事業主)を比較検討することが最も重要となります。
ただし、予算内でなるべく費用を抑えて制作したいところですが、あまりにも削り過ぎると、用途に見合わない動画となってしまう可能性が出てきます。
適正価格で費用を抑えつつ、目的達成に十分なクオリティを保った動画を作ることを目的として、同じ目的に向かい親身な対応をしてくれる制作会社または個人事業主を選びましょう。
また、費用を抑えるためには、フリー素材を使い、できるものは自分たちで用意する、もしくは相見積もりで比較検討をすると選びやすいでしょう。
業者によっては、一律料金のプランを提供している場合もありますが、自由度の高さを重視するのであれば、オーダーメイドの依頼がおすすめです。
まとめ
インターネットやデバイスの発達により、簡単に映像・動画をアップロードできる時代となりました。
日々たくさんの作品が公開されているため、段々とクオリティが求められるようになっています。
映像・動画制作を依頼するにあたって最低限必要な準備は、目的・予算・納期の設定です。
参考となる動画をいくつか確認し、動画の長さやターゲット、発信媒体(SNS、テレビ、広告、動画サイトなど)を明確にすれば、よりイメージが湧きやすいでしょう。
VISITECでは、お客様とのコミュニケーションを重ね、一緒に目的達成に向かいたいと考えております。
ドローン空撮や360°VR動画を活用した映像制作も可能なので、ハイクオリティな成果物をご希望の方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。