映像制作を外注するといくらかかる？依頼内容・依頼先別の費用相場まとめ

近年では、スマートフォンの普及によって、以前より動画が身近なものとなりました。とはいえ、ビジネス用途ではもちろんのこと、七五三や結婚式といったプライベート用途においても、いまだに映像制作の外注を検討する場面が多くあります。

「素材を提供して編集のみ依頼する」「企画・撮影・編集を一括して依頼する」など、さまざまな発注パターンがあるかと思いますが、まず気になるのは費用ではないでしょうか。

そこで今回は、気になる映像制作の費用相場について、依頼内容・依頼先別に解説します。

【依頼内容別】映像制作を外注した場合の費用相場

映像制作を外注した場合の費用相場は、依頼内容・依頼先によって大きく異なります。まずは、依頼内容別の費用相場を見ていきましょう。

PR用動画

企業や商品、サービスのPR用動画の費用相場は、尺の長さや内容により変動はありますが、約10万円から80万円です。制作にあたり費用や時間を要しますが、テキストと比べて情報量が多いこともあり、たくさんの企業が制作に取り組んでいます。

3Dアニメーション動画

360度から撮影できる3Dアニメーションの技術を活用するため、全体像の把握が難しい映像であっても、ダイナミックな表現が可能となります。ただし、専用モデルを作成して撮影する必要があるため、費用相場は300万円以上と高額です。また、その後も同じモデルでアニメーション動画を制作することが可能であるため、ゲームやPVなどをシリーズで制作する場合に多く活用されています。

YouTube用動画

SNSで流行している1分から2分程度のショート動画の費用相場は、数万円から20万円程度です。プロモーション用動画であれば、20万円から100万円程度となります。YouTubeは1日あたり数十億回以上も再生されるなど、ユーザー数が多い媒体です。多くの視聴者に触れる確率が高まるため、上手く活用できれば、効率的な顧客獲得が期待できます。

【依頼先別】映像制作を依頼した場合の費用相場

続いて、依頼先別の費用相場を確認していきましょう。ここでは、「制作会社」「広告代理店」「フリーランス」の3パターンに分けて、映像制作の費用相場を用途別にまとめています。

用途/依頼先	制作会社	広告代理店	フリーランス
広告・プロモーション	30〜100万円	20〜100万円	10〜100万円
会社・施設・店舗紹介	50〜200万円	20〜200万円	15〜100万円
プレゼン・イベント・セミナー・教育・研修・マニュアル・資料	15〜80万円	10〜80万円	10〜50万円
事例紹介・インタビュー・ショート動画	5〜50万円	3〜50万円	3〜50万円

映像制作を外注した場合の費用の内訳

映像制作や動画編集に必要な費用の内訳は、大きく分類すると企画費・人件費・諸経費の3つとなります。

企画費

台本の作成や制作進行、構成を練るための打合せ、企画内容を映像に落とし込む技術なども必要になるため、割合が大きくなります。

人件費

制作スタッフやキャストの費用です。制作会社によって差が出やすい費用であり、目的や内容にもよりますが、一般的に携わる関係者が多くなればなるほど、費用も増加する傾向にあります。予算を明確にし、妥協点を決めることも大切です。

諸経費

制作会社による金額の差異は少ないですが、内容により大きな割合を占める場合があります。撮影費や機材費、会場費、交通費など、制作にあたり必要となる費用が該当します。

映像制作の外注先を選ぶ際のポイント

制作会社・広告代理店・フリーランスのいずれに発注する場合でも、同じ条件で比較検討できるよう、見積もりを依頼する前に大まかな内容を詰めておくことが重要です。業者の選定時には、以下のポイントを意識してみてください。

• 価格：細かな項目まできちんと記載されているか
• 実績：制作物のクオリティや取引先の信頼度
• 納期：制作フローが明確であるか
• 対応：専門性の高さ、対応の誠実さ、相性の良さ

まとめ

時間や場所に関係なく動画を視聴できる現代において、企業・個人ともに映像制作の外注を検討する機会は少なくありません。

発注時には、目的・予算・納期を明確にして、今後の利益につながるような、自社に合った業者を見つけてください。